登山用レインウェアおすすめのゴアテックスとはどんなもの?

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明日は野外活動だけど、天気予報は雨!

そんな時に必需品のレインウェア。

ゴアテックスが良いと聞くのですが、そもそもどんなもの?

何度も使うものだから、丈夫で長持ちなものが良さそうな気がします。

多くの人がすすめているゴアテックスについて、28年間ゴアテックス製品を愛用している自分が分かりやすく解説します。

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そもそもゴアテックスってどんなもの?

レインウェアを長時間着用していると、内側がべとべとしてきませんか?

これは、ウエア内にたまった汗が、水蒸気となって結露したことが原因なのです。

さっきまでは快適だったのに、レインウェアの中がちょっと気持ち悪い…

こんな経験はありませんか?

ゴアテックス生地のレインウェアを着用すると、この結露がほとんど無くなって気持ちがいいですよ。

ゴアテックスの特徴

ゴアテックスの特徴

3つの高機能

・防風性能が優れている

・防水性能が優れている

・透湿性能が優れている

ゴアテックスは、長時間雨にさらされていることを想定して作られた製品なのです
なので、防水性能が優れていて当たり前で、防風性能や透湿性能に秀でた製品なのです。

詳しくはこちらの記事を見てくださいね。
参照ゴアテックスのレインウェアをアウトドアで!おすすめはこれ!

「プロダクト」はゴアテックス生地を使った製品のこと

ゴアテックスの生地を使って出来た製品の正式名称は
ゴアテックス(R)プロダクト」と言います。

(R)は登録商標の略で、プロダクトは「製品」という意味なのです。
ゴアテックスの生地を使った製品のことなんですね。

詳しくはこちらを
参照雨の日の自転車用レインコート一押しはゴアテックス製品!

ゴアテックスとはラミネート(貼り合わせ)生地のこと

ゴアテックス生地は、2層または3層構造の生地なのです。

中心になる生地をサンドイッチしたような生地なんです。

この中心生地を「メンブレン」と言うのです。

GORE-TEX(R) メンブレンは、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の非常に薄い膜です。1平方センチメートルあたり14億個以上の孔(あな)があり、この微細な孔構造がGORE-TEX(R) ファブリクスに優れた防水性、防風性、透湿性を与えます。
<出典:ゴアテックス社

メンブレンの性能

防風性能⇒メンブレンの構造は垣根の役割をしていて、風を通さないのです

防水性能⇒水滴の2万分の1という微細な孔が、雨の侵入を遮断します

透湿性能⇒水蒸気分子の約700倍の大きさの孔が汗をスムーズに通過させます

このメンブレンに、高性能の機能を持った生地を張り合わせるのです。
張り合わせの構造は次の3種類あります。

・2層構造
GORE-TEX(R) メンブレンを表生地のみにラミネート(貼り合わせ)しています。様々なアウトドアアクティビティに理想的です。ウェア内側の独立した裏地が着用時の快適性と幅広い用途への多様性を向上させます。さらにインサレーションとの組み合わせにより、ドライで暖かな着心地を提供します。

・3層構造
GORE-TEX(R) メンブレンを表生地と裏地の両方にラミネート(貼り合わせ)しています。レイヤーのずれが無く、摩耗や引き裂きに強く、優れた耐久性があります。

・Zライナー構造
GORE-TEX(R) メンブレンを軽量な生地と貼り合わせて、そのラミネートを表生地と裏地の間に吊り下げます。縫い目のシールが少なく、ウェアをより自由なデザインで作ることができます。インサレーションにも使われます。

<出典:ゴアテックス社

より快適さを追求している製品

より機能的なウエアを身に着けていると、不快感を感じることがほとんど無くなるのは理解できますよね。

ゴアテックス製品は、適切な防風性・透湿性・防水性を兼ね備えた機能を持っているので、刻々と変わる屋外の環境であっても、快適な状態を保つことができるのです。

屋外の環境変化の例をあげると・・・

登山中、目的地までは距離がある。その上長時間の歩行が予想される、そんな時に雨が降ると逃げ場はほとんどありません。

自転車やバイクは雨宿りが簡単にできますよね。

そういう観点からも、長時間の着用に耐えられるような機能を持っているのです。

工夫されていること

縫い目や接着面、ポケット、袖口、裾など、雨の侵入を考えられる限りに遮断できるように工夫されています。

さらに、最新のテクノロジーを生かしながら日々進歩しているのです。

 

最初の1着目としてのおすすめレインウェア

モンベルのストームクルーザー


自分も28年前に初めてのレインウェアに購入した1着です。

山や川、キャンプやウインドブレーカーに、思い出がつまった一着です。

かなりクタクタになりましたが、まだまだ雨を弾いてくれますよ。

この製品は、ゴアテックスのレインウェアの基準になります。

なぜなら、ストームクルーザーは発売当初から多くの人に評価されました。
また、他のメーカーもこの商品以上のものを作ろうと目標にされた製品なのです。

自分なりにストームクルーザーを使用してみて、次に必要な機能や不要だと思った機能を考えると良いのです。

着用する季節や気温に合ったものを選んだり、勝負服(?)にしたりできますよね。

最近のゴアテックス製品の生地は柔らかくて風合いが良いものが多くなったので、気に入ったものが見つかるでしょう。

お手入れは簡単です

汚れたら洗濯機で他の洗濯物と一緒でOKですよ。

詳しくはこちらを見てくださいね。
参照ゴアテックスのレインウェアをアウトドアで!おすすめはこれ!

いかがでしょうか?思ったよりも手間がかかりません。

定番商品のストームクルーザーを基準に考えてみる

ストームクルーザーで、ゴアテックスの良さを知った自分は快適さを求めて色々なゴアテックスのグッズを使いました。

帽子
ストームクルーザー付属のフードの出し入れが面倒なので、ゴアテックスの帽子を手に入れました。これは便利でした。結構な雨降りでもわざわざフードを出さなくて簡単です。
雨風を防いてくれて、しかも蒸れにくい!それにすぐに乾くのです!

登山靴
ゴアテックスの登山靴にはびっくりしました。
まとまった雨の場合、登山道はよく川のようになりますよね!それがゴアテックスの登山靴では雨の侵入が無く、いつまでもさわやかで快適です。これには驚きでした。

スパッツ
さらにゴアテックスのスパッツが必須アイテムとなりました。
雨や風、ホコリや泥、小石なんかも気にしなくていいのです。

シェラフカバー
寝る時のおすすめはシェラフカバーです。ゴアテックスだとさらに暖かくて湿気も入ってこないので、いつまでも快適です。

普段履きの靴
ビジネスシューズやスニーカーも、蒸れがなくて快適です。

もちろん二代目、三代目のレインウェア
最近はたくさんのメーカーから個別の機能性を持った製品が出されています。
レインウェアでは、特にズボンのサイズがSMLだけでなく、丈が長いものや短いものがあって、より自分の体型に合わせたサイズを選ぶことができるようになりました。

他にもスキーウエアや手袋、ウエイダーなど数えきれない製品がありますよね。

まとめ

この記事で、ゴアテックスの良さについて伝えることは10000分の1も出来ていませんが、少しは理解していただけたのではないでしょうか。

ところで、ゴアテックスは良いことばかりではない。ということもあるのです。

この記事ではゴアテックスの欠点については解説していませんが、下記の記事ではデメリットについての説明があります。よかったら読んでくださいね。
参照ゴアテックスのレインウェアをアウトドアで!おすすめはこれ!

最近では衣服の内部環境を科学的に分析して、より良い環境を提案しているようです。

ゴアテックスの内側の衣服環境はインナーなどで構成されているので、中に着るものを一番快適なものから選ぶことが大事だと言われています。

家を建てる時には土台が大事ですよね。これと同じ考え方で、内側からしっかりしたものを選ぶことが基本なんですね。

これからは、インナーなどにも気を配れるようになりたいですね。

雨の日の対策に役立ててくださると嬉しいです。

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