雛人形七段飾りの正しい飾り方は?忘れた時はこちらで詳しく!

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もうすぐひな祭りの季節ですね。

そろそろ雛人形を飾ろう、と思ってもいざとなると並べる順番はどうだっけ??と毎年忘れてしまっていませんか・・・?

1年に1回しか飾らないのですから仕方ないですよね。

時間も手間もかかる七段飾りですが、並べる順番や飾り方などをご紹介していきますので、子どもさん達と楽しく飾って下さいね。

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まずは土台作りから始めましょう


七段飾りの土台となる階段を作らなければはじまりません!!

かなり大掛かりな作業になりますので、大人が2人いると助かります。

メーカーによって多少異なるかもしれませんが、階段部分の組み立てができたら、お人形を飾る板を乗せて、最後に赤い布をずれないように綺麗に敷いていきます。見えないところをクリップ等で留めておくと安心ですね。

土台となる階段部分の工程

・階段部分の骨組みをつくる
・人形を乗せる板を乗せる
・赤い布をかぶせる

 

男雛と女雛から飾りましょう


まずは1番上の段から順番に飾っていきます。

下から先に飾ると、上に飾っているお道具等を落とした時に、下の飾りに当たって傷つけたり壊してしまう危険があるので、上から順番に飾ってくださいね。

左右どちらに飾るかは地域で異なるので決まりはありませんが、向かって左側が男雛、右側が女雛が多いようです。

関西地方の一部では向かって左側が女雛、右側が男雛が一般的のようですが、お住まいの地域ではどうでしょうか?

 

後ろに金屏風を立てて、両側に雪洞(ぼんぼり)を置きます。最後に二人の間にお神酒を置きます。

あとは上から順番に飾っていきましょう

二段目 三人官女の飾りつけ


向かって左からくわえの銚子、中央座り、長柄銚子の順番に並べます。

最後にお人形の間に紅白餅を並べます。

三段目 五人囃子の飾りつけ


向かって左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡(うたい)の順番に並べます。

四段目 随身(右大臣と左大臣)の飾りつけ

向かって左に右大臣(若人)、右に左大臣(老人)を飾ります。随身それぞれの横に菱餅を置いて下さい。

最後に中央にご膳を並べます。

仕丁(じちょう)の飾りつけ

向かって左から台傘(丸い形)、沓台(とうだい・靴を持っている)、立傘(長細い形)の順番に並べます。
最後にお人形の間に菱餅を飾ります。

下二段はお道具を飾りましょう

六段目には雛道具を飾ります。

特に順番は決まっていません。

箪笥や長持、鋏箱、鏡台、針箱、火鉢など、婚礼道具を並べます。
(七段目に置くもの以外全部)

七段目には中央に重箱、向かって左に御駕篭(おかご)、右に御所車(ごしょぐるま)を置きます。

お人形にお道具を持たせたら完成です

男雛:手に笏(しゃく)、左脇に刀、冠をかぶせる
女雛:檜扇(ひおうぎ)を広げて持たせる
三人官女:くわえの銚子(急須の形)・三宝・長柄の銚子を持たせる
五人囃子:太鼓・大鼓・小鼓・笛・扇を持たせる
随身:頭に冠をかぶせる・背中に矢を持たせる
仕丁:台笠・沓台・立傘を持たせる

 

飾りながら持たせていっても良いですが、最後にバランスを見ながらお道具を持たせてあげると隣同士がぶつかり合ったりせず、完成が綺麗です。

最後に少し後ろに下がってバランスをみて角度などを確認して調整してくださいね。

これで七段飾りの完成です!!

まとめ


こうやってみるとなかなか大変な作業ですね。

飾る順番が多少違っても、あまり神経質にならずに楽しみながら飾って下さい。

飾り終わったらとっても綺麗で、ひな祭りって素敵な行事だなぁと思いませんか?

1年のうちのほんの短い期間ですが、綺麗に飾って今年もお子さん達の健やかな成長をお祝いしてくださいね。

そして、片付ける前に写真を1枚撮っておくと来年また悩まなくてすむかもしれません。

子どもさん達と一緒に記念撮影をお忘れなく!!

置き場所や方角について詳しくはこちらの記事で!

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