ひな祭りの食事の意味!食材や色や形には良い縁起があった!

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ひな祭りといえば、ひな人形を飾って、女の子の幸せを願う、お祝いの行事ですね!

ところで…ひな祭りの食事、何を食べる?

と聞かれたら、あなたは何を思い浮かべるでしょう?

まずは「ちらし寿司!」と思いますよね。

でも、それ以外の食べ物ってご存知ですか?
改めて考えると、意外とわからないものですよね!

ひな祭りには、縁起物として、「ちらし寿司」「ハマグリのお吸い物」「菱餅」「雛あられ」「白酒」などの食べ物を頂く風習があります!

使っている食材や形、色などのあらゆる部分に、女の子の健やかな成長を願う、縁起の良い意味が込められているためと言われているんですよ。

それでは、詳しく見ていきましょう!

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ひな祭りの食事は、縁起が良い!?


ひな祭りといえば、ちらし寿司ですよね!

でも…
実はちらし寿司そのものには、いわれは無いんです!

もともと、お祝いの料理として定番だったというだけで、ひな祭りならではの理由は特に無いんですね!

えっ!じゃあどうして?!と思われますよね!
実は、使っている具材に意味があるんです!

具材が持っている意味

例えばこんな例があるんですよ!

エビ

長生き

レンコン

見通しがきく

健康でまめに働ける

その他にも、願いごとが叶うとされるサザエや、野菜では、芽を出すものがよいとされるので、木の芽などを具材とすることもあるようです!

このように、ちらし寿司はもともとお祝い料理だった事と、ひな祭りにふさわしい具材を使うことで、ひな祭りの食事として定着していったんですね!

ハマグリのお吸い物


次に、ちらし寿司と共に頂くことの多い、ハマグリのお吸い物です!

ハマグリは、二枚が対になっている貝でなければ、ぴったりと合わさることはありません。

このことから、仲の良い夫婦という意味を表し、女の子が一生ひとりの人と添い遂げて幸せになるように、という願いが込められています!

また、平安時代には、貴族のお姫様が、「貝合わせ」という遊びにハマグリを使っていました。

このことからも、女の子のお祭りであるひな祭りに、ふさわしい食事ということになったようですね!

菱餅


菱餅は、まずその色に良い意味があって、
緑=健康と長寿
白=清浄と純白
ピンク=魔除け

このようになります!

そしてこの色を付けるために、ヨモギやヒシの実、くちなしといった素材が使われます。

これらの素材は色を付けるだけでなく、解毒作用など、健康に役立つ効果もあるのです!

菱餅には、娘の災厄を取り除き、健康であって欲しいという親の願いが込められているんです!

雛あられ


雛あられは、ピンク、緑、黄、白の4色で、四季を表現していると言われています!

餅に砂糖をからめて作るあられは、でんぷんを多く含み、健康に良いとされていました。

ですので、四季を通して娘が健康に過ごせるように、という願いが込められています!

白酒


白酒は、もともとは桃の花を使った「桃花酒」という飲み物でした!
桃は悪い気を祓い、気力や体力を充実させるといわれていて、薬としての意味があったんです!

それが時代を経て、飲みやすくおいしい白酒が出来ると、こちらの方が多く飲まれるようになりました!

女性にも飲みやすい白酒は、かつて桃の花が使われていたということもあって、ひな祭りのお酒として定着していったんですね。

ですが…
白酒はお酒ですので、お子様は飲んではいけません!
主役のお子様には、ノンアルコールの甘酒がお勧めですよ!

でも、なぜ縁起のよい食べ物が必要なの?


ひな祭りは、元々は女の子のためだけではありませんでした!

今よりももっと病気が多く、寿命の短かった時代に、老若男女関係なく、季節の変わり目などに、「心身のけがれを祓い、無病息災で暮らせますように」という願いを込めて、川で身を清めていたことが、始まりだといわれています!

それが平安時代に、宮中の女の子が行っていた「ひな遊び」という人形遊びとあわさり、紙人形にけがれを移して川に流し、女の子の健康と幸せを願うお祝い、という風に変わってきました!

今のようなおめでたいイメージだけではなく、医療や健康がまだ当たり前でなかった時代に、我が子が健康で健やかに育って欲しいという願いが強く込められた行事だったのです!

ひな祭りに縁起の良い食べ物を食べるのには、そのような意味もあったのですね!

まとめ


ひな祭りには縁起の良い食べ物を食べ、女の子の健やかな成長と幸せを願うということがわかりました!

意味がわかると、お祝いもより深みのあるものになると思います!

ひな祭りならではの、縁起のよいメニューを並べて、お子様の末永い健康と、幸せを願って下さいね!

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