世界に誇る柿は栄養が抜群!その効用を知って医者いらず!?

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柿の栄養価が高いのを知っていますか?
さまざまな効用があることを知っていますか?

実は柿は日本が世界に誇る果物だったんですね。

近年日本人の柿の摂取量が減っているように感じます。私も子供のころはたくさん食べていたように思いますが、大人になってからがほとんど食べなくなりました。

An apple a day keeps the doctor away. という英語のことわざをご存知でしょう。1日1個のリンゴは医者いらずという意味です。同じ意味の言葉が日本にもあります。「柿が赤くなれば医者が青くなる」です。

そうであればやはりリンゴか柿を毎日食べたいものです。あなたならどちらを食べますか?私なら世界に誇る日本の柿ですね。

柿の原産地は中国で日本には奈良時代に渡来したと考えられています。ポルトガル人が16世紀に日本に来たとき、本国に持ち帰ったのがヨーロッパの柿の始まりだそうです。欧米では柿のことをKAKI(カキ)または CAKI(カキ)と言っています。日本語がそのまま英語やヨーロッパ言語に取り込まれているのです。

柿の学名はディーオスピーロスカキで、ディーオスピーロスとは「神々の食べ物」という意味です。つまり、神から与えられた美味しい果物ということになります。

また幕末アメリカの黒船を率いて来航したペルーが、柿の美味しさを知り本国に持ち帰りました。それが現在のカルフォルニア産の柿であるといわれています。

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柿の栄養はこんなにある


柿には甘がき、渋抜き柿(さわし柿)、渋柿があります。主な栄養価をあげると
ビタミンA
ビタミンC
カリウム
食物繊維

です。

それぞれの栄養の効果を「新・栄養学総論」友竹浩之・桑波田雅士編と「栄養成分事典」中嶋洋子・蒲原聖可監修から引用して紹介します。

ビタミンA:皮膚や粘膜を正常に保つ。細菌に対する抵抗力を高める。また、ビタミン中のβ―カロチンは肺がん、胃がん、子宮頸部がんの予防に有効であると報告されています。

ビタミンC:コラーゲンの合成に不可欠で皮膚や粘膜、血管や骨を整える。シミやそばかすの軽減。ストレスへの抵抗力と免疫力を高める。動脈硬化や心疾患を予防することが期待できる。

カリウム:高血圧予防。むくみの解消。筋肉のけいれん防止。

食物繊維:血糖上昇を緩和する。便通をよくする。有害物質の排泄作用を高める。

以上、栄養価ごとの効果ですが、なにやら難しいですね。
そこで、柿まるごとではどんな効用が期待できるかまとめました。

疲労回復、風邪予防、各種がん予防、老化防止、美肌効果、高血圧予防、骨密度の増加など。まさに常食にすれば医者いらずになりますね。

また、ビタミンCとタンニンがアルコールの分解を助けてくれるので二日酔いの軽減にも効果があります。

これから冬にかけて風邪やインフルエンザが流行ります。毎日柿を1個食べて病気知らず、風邪知らずの冬を乗り切きりましょう。

渋柿を甘がきにする方法


このように栄養価の高い柿ですが、渋柿が手に入ったときにはどうしましょう。渋柿をそのまま食べることはできません。かといって干し柿にすることは都会では難しいでしょう。

そこで家庭でも渋柿を甘柿にする方法を紹介します。

柿のヘタの部分に35℃の焼酎をつけるか噴霧し、ヘタとヘタを合わせて新聞紙で包んでポリ袋に詰める。密封して室温20℃くらいのときに、1週間前後で渋が抜けます。(「新・食品事典 果物・種実」河野友美編より)

まとめとしての効用

柿の栄養と効用を説明しました。いかがでしたでしょうか。

お肌にも疲労回復にもがん予防にも、そしてこれからのシーズン風邪の予防にも効きます。
また、少し早いですが忘年会シーズンにも忘れずに柿の効用を思い出しましょう。

日本が誇る柿です。インバウンドのお客様にもぜひ食べていただきたいですね。

最後に、どんなものでも食べ過ぎはいけません。栄養満点の柿といえどもその例外ではありません。食べ過ぎには次のようなことに注意しましょう。
身体を冷やします。下痢や便秘になることがあります。鉄分の吸収が阻止されます。

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