スーツの衣替えをする最適な時期や守るべきビジネスマナー

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スーツの衣替えは一般服や制服の衣替えと同じで良いのでしょうか?

必ずしも同じではありません。その基本を押さえておきましょう!

最近の日本の気温は上昇傾向にありますよね。
特に、春先から猛暑が始まり、夏は酷暑が続き、晩秋まで汗ばむ日が残ります。

そんなに中で定着しているクールビズとビジネスマナーの関係についても押さえておきたいですね。

我流ではなく、スマートに衣替えをしましょう!

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スーツの衣替えはいつすることが一般的? 気温で決めたらマナー違反になることも!?

工場のような制服のある職場や女性職員が制服を着ている職場、紺のジャケットを制服にしているような公務員など、職場の衣替えは一部の地域を除いては、6月1日と10月1日が原則でした。

しかし、最近の温暖化の影響で職場において一斉に衣替えとしないで、1か月くらいの移行期間を設けています。つまり、その年の気温、働く日人の体調などを考慮して、5月1日~6月1日と10月1日~11月1日の間に個人的に衣替えをするということです。

家庭の場合は4月頃に春ものへ、6月頃に夏物へ、9月頃に秋物へ、11月頃に冬ものへと入れ替える人が多いでしょう。そのときの決め手にするのは、地域、気温、体感温度指数、体調、ファッションなどです。

では、スーツの場合はどうでしょうか。

スーツの衣替えは4月~6月と9~11月です。最近の日本の気候を考えると、4月と11月がよいと思います。4月や11月は極端に暑い日と寒い日が混在しています。そんなときには、無理に衣替えをしてしまうのではなく、移行期だと考えて両スーツをその日の気温によって着分けることがスマートです。

スーツは基本的に夏物(春夏物)と冬物(秋冬物)の2種類があります。両者の違いは生地や柄、裏地などにありますが、一般に夏物は背抜き仕立て(背中の裏地がないもの)で、冬物は総裏(背中にも裏地があるもの)ですので簡単に見分けがつきます。

 

ここで大切なことを1つ説明します。スーツは着ていればそれが春夏物か秋冬物かは分からないから、衣替えの時期など気にしなくてもよいという考え方です。見る人が見れば生地などから、そのスーツが気候に合ったものであるかどうかはすぐわかります。

TPOに合わせてスーツを着ているわけですから、そのスーツがTPOから外れているのでは意味がありません。なにより相手に対して失礼になってしまいます。

さらに暑い時節に秋冬物を着て汗をたらしてしまうのも相手に対して失礼です。汗をかきながら涼しい雰囲気を醸し出すことは素人にはできません。暑いときにはやはり涼しい服装をして、涼やかな表情、雰囲気で接して、好感が持たれます。

逆に、3月の少し暑い日に夏用スーツを着たり、季節の先取りや薄着がファッションだと3月に夏用スーツを着たりするのもビジネスシーンではNGです。カジュアルな場面では大いに個性を発揮してください。

クールビズのマナーって何?

夏にはクールビズが定着しています。クールビズの基本形は半そでシャツにノーネクタイです。しかし、これは社内にいるときの話です。営業の方や接客をする人は、長そでシャツにノーネクタイ、ジャケットが基本になります。

なお、スーツの衣替え時期とノーネクタイとする時期は必ずしも同じではありません。スーツの衣替えは上記に記した通りですが、ノーネクタイとするのは一般に職場がクールビズを採用する時期からとなります。

 

余談になりますが、スーツを着るときのワイシャツは長袖がマナーです。袖の長さはジャケットの袖から少しばかりワイシャツの袖が出る程度が正式です。半そでのワイシャツの上にスーツの上着を着るなどという着こなしはありません。

もう一つ。マナーというよりはおしゃれの面からの提言です。秋冬用のワイシャツからネクタイを外してノーネクタイスタイルと言えるでしょうか。それでは襟元が乱れてしまい、スマートとは言えません。

ノーネクタイのときのワイシャツは、ビジネスシーンではホリゾンタルタイプを、カジュアルシーンではダウンボタンタイプを着用するのがおしゃれです。

スーツの衣替えしたらすぐ保管はNG! 収納する前にするべきこととは

スーツには、気づかぬうちに汗、ほこり、汚れ、虫などがついているものです。それをそのまま翌シーズンまでしまっておくと、今度出して着ようとしたときにカビなどが生えていたり、黄ばみができたり、虫食いになったり、匂いがしたりします。

そんなことを防ぐためにも、シーズンが終わったらスーツをクリーニングに出しましょう。

スーツの清潔感を保ち、長持ちさせることができます。

クリーニングの頻度はスーツを着る頻度にもよりますが、夏場は2週間から1か月に1度、冬場は1シーズンに1回もしくは2回です

クリーニングから返ってきたらビニールカバーを外して風通しの良いところで陰干しをします。クリーニングに使用した薬剤や湿気を飛ばすためです。ハンガーはジャケットが型崩れしない肉厚のものを使います。スラックスは皴がつかないように裾を挟んでつるすタイプのハンガーを用います。

収納するときは防虫剤を忘れないように入れます。

スーツの生地にはウールが含まれています。これはタンパク質であるため虫に食われます。気に入ったスーツを虫に食われては、衣替えの重要な要素である「気分を新たにする」ところが、気分を滅入らせてしまいます。くれぐれもご用心。

まとめ

スーツを着たとき、新たな気分、引き締まった気合を感じたことがあるでしょう。

その心は外にも表れます。スーツは着ている人を語ります。あなたのスーツ姿から相手は多くのことを読み取ります。

スーツを大切に扱い、着るときはスーツに酔いましょう。マナーを身につけたそんなあなたのスーツ姿に周りの人たちは魅力を感じます。仕事も楽しくなりますよ!

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